MeshroomでApex Legends の「トリプルテイク」を(モデリングせずに)3Dプリントした

Apex legendsというバトロワゲーがある。バトルロワイヤルとは、最後の1チームになるまで収束するリングの中で戦うルール。
そのゲームの中に出てくる「トリプルテイク」というスナイパーライフルを作ってみた。弾が同時に3個出る架空銃。
画像:Apex legends

一般的には、画像を見ながらモデリングするようだが、今回はいろいろな角度で写真を撮って、自動的に処理・サーフェス化してくれるツール「meshroom」を使った。
この技術を「フォトグラメトリー(Photogrammetry)」という。
昔からある技術ではあるが、無料で高性能でらくちんなのが出てきたので試してみた。
https://alicevision.org/(DL)

まずはゲーム画面から「トリプルテイク」を撮影する。
スクリーンショットをとりながら武器の向きを少しつずつ変えていく。
スクショツールを活用すると手間が省けてよい。
この画面での銃の角度は左右60度ぐらいでしか変わらないため、精度が心配。
本来は360度全体から撮影するほうが良い。

次は集めた画像から銃の部分だけトリミングしてフォルダに入れた。メニューとか、関係ないものが多く含まれてる画像だと、処理が止まってしまった。

meshroomを開き、左側の画像入れに画像をドラッグ&ドロップし、STARTを押した。工程が進んでいくと、右側にクラウドっぽいデーターが表示される。
写真40枚程度で15分ぐらいで終わった。PC性能による模様。

クラウドだけではよくわからないので、Windows標準の3Dビューワーで開いてみる。なんとなく形と色は出ているようだ。

Audocad社のフリーソフト、MeshMixerで開いてみた。このソフトはサーフェスデーターを直感的にいじることができる。やっぱり、なんとなく、だった。
精度を上げるには両面欲しいし、拡大縮小も自由に行って撮影したい。

不要な部位をざくざく切り落としてみた。まあ、それっぽい?
持ち手のところを貫通させるために、少しスカルプトしたが、このままで進める。

3Dプリンターで印刷する。今回は片面しか武器選択画面で見れないため、片面のみ左右対称として印刷した。そして接着。

できた。ちょっと粗すぎるような気もするが、雰囲気は伝わってくる。

特徴的なスコープもそれっぽい形になった。

まあ、それっぽいおもちゃとしてはありか?
後で気が付いたが、ストアにある武器は360度回せるようなので、それでトライ、次回はもっと精度を上げてみたい。
ノーモデリングで手数最小でここまではできるので、これはこれでありだと思う。
本当にパキパキのが欲しいのであれば、このデーターをCADに入れ、重ね合わせながらモデリングを行うのが良いと思う。

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