2年ほど3Dプリンタで使用している電源が時々切れるようになった。
振ってみるとカラカラと音がする。少々焦げ臭くなる時があった。
通常、こんな電源はすぐにゴミ箱、であるが、直し方があるらしいので直してみることにした。
必ずしも真の原因にたどり着いていないため、マネする際は自己責任で行ってほしい。
360Wの電源で、ENDER 3に付属していたもの。現行の上位モデルはMEAN WELL電源に変わっている模様。
中身を開けると、ポリスイッチが焦げていた。他のヒューズ類は切れてはいない。
基板上も目視ではおおむね問題ないように見える・・・
ネットで調べると、同様の事例がちょこちょこ出てきた。
ポリスイッチを交換すると直るらしい。
ポリスイッチの型番はNTC 5D-15だった。
ポリスイッチを調達した。中華ブランド品。細かいことはとりあえず置いておく。
アルミ板で組まれた箱をどんどんばらしていく。
電源レギュレーターと思われるものは隠しネジで止まっているため、丁寧に外していく。
はんだ吸いとり線を用いて古いポリスイッチを除去する。
溶け具合から見て、鉛はんだが使われているようだった。
新しいポリスイッチをはんだ付けする。
最後にIPAを用いてはんだのやにを除去した。
すべて元に組みなおして、恐る恐る電源を入れてみた。
24.07V程度出ているので、とりあえずOKとした。
繰り返すが、自己責任でお願いしたい。修理した電源は要監視で使用するつもり。
本来は買い替えるべきである。
同等品(?)はAmazonで6000円程度、MEAN WELL電源はその2倍程度で入手が可能である。